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介護事業 転職の7つの掟


当たっているかもしれないし外れているかもしれない

転職には掟がある。(弊社の独断と偏見です)

 第一の掟

会社の高齢者に対しての考え方を質問するべし

 第二の掟

介護保険法の知識を身につけておくべし

第三の掟

履歴書に熱く介護論を書くべからず

第四の掟

 認知症ケアについて語れるようにするべし

 

 第五の掟

施設の空室率は確認しておくべし(7割の原則)

第六の掟

笑顔は百難を隠すの術

第七の掟

相手をよく知り、どう役に立つのかを具体的にするの術

掟その1:高齢者に対しての考え方を質問すべし

介護事業の場合には「考え方」がそのままお仕事のやり方に反映されます。

他のサービス業と違って介護の仕事は定型化されないので、管理者や会社の高齢者に対する考え方がそのまま毎日の仕事の内容や人員配置、その他の設備に反映されていきます。
特に認知症ケアにおいては顕著だと思います。
自分なりのケアについての考えがある方は、会社の考え方というのをしっかりと把握しておく必要はあると思います。
 
 

掟その2:介護保険法の知識を身につけておくべし

採用を決めるあの人やこの人は、みんな介護保険法の仕組みの下で動いているんです。

もしあなたが、好きな人に信頼されたいのであれば、その近道は「その人が取組んでいること」について勉強してみることからスタートすることです。
この点、介護保険事業の殆どの社長さんや管理者は”介護保険法”について常に頭にあるんです。
この制度の仕組みについて知っているだけで、「頼もしい」と思われる機会も増えると思います。
やって損はありません。是非TRYしてみてはいかがでしょうか?
 

掟その3:履歴書に熱く介護論を書くべからず

介護職はまず受容の立場を取れるかどうかが見られがちです。

介護の仕事を続けていると「こういう介護が正しい」「みんな正しいと思ってくれるはずだ」という思考に陥りがちですが、そういう考え方は誰しもが持ちながら仕事をしています。
ただその考え方や価値観は組織や利用者に合わせて実施していかなければなりません。この点、書面に最初から熱く自分の価値観を書いてしまうと採用側が引いてしまうことがあり、もったいないと感じることがあります。
自分の価値観は相手の考えや経験レベルに合わせて、受け取りやすいように伝えることが求められると考えています。
 

掟その4:認知症ケアについて話せるようにしておくべし

認知症ケアの基本的知識はそのスタッフの技能そのものと見られがち

 
認知症ケアには基本的なルールがありますが、そのルールについて認識が不足していると一部の有料やグループホームの採用面接では絶望的になると思います。
それほど分量のある内容ではないので、是非、基本ルールや前提知識は身につけておいた方が良いと思います。
特に面接者が現場経験がある人であれば、その辺りは聞いて求職者を判断しようとする人もおりますのでご注意ください。 

掟その5:施設の空室率は確認しておくべし(7割の原則)

民間企業も社会福祉法人も収益は従業員にとっても将来性の鍵です。

勤める会社が赤字なのかどうなのかは把握しておいた方が良さそうです。入居者が7割を切っている場合には一般的には赤字の場合が多いと見て良いと思います。(全てとは言い切れません)
会社が黒字であっても施設が赤字続きだと、なかなか給与が上がりにくいでしょうし施設長も交代することが見込まれます。
この辺りは、「よし!私が頑張って黒字にしてやろう」という想いのある人もいるので、やめておいた方が良いかは分かりませんが、勤める施設の赤字黒字というのは、その後に大きな影響をもたらすので把握はしておきましょう。
 

掟その6:笑顔は百難隠すの原則

無理にでもいいので笑顔は作りましょう。

折角、電車賃を使って時間を使って自分の経歴をいちいち説明した以上、せめて採用したいと言われたいと思います。この点、これをやればOKというものではありませんが「笑顔」というのは大きな武器です。
優秀な採用者は高齢者の立場に立って「この人に関わってもらいたいかな」と想像するでしょう。やっぱり技術も大事だと思いますが、基本は笑顔で介護してもらいたいと思うのです。
だから笑顔は採用の重要な条件になっているようです。

掟その7:相手を良く知り、どう具体的に役に立つのかを具体的にするべし

面接している以上、何かには困っていたり期待があるので、それを聞いて、それに答えられるよと言ってくれば面接の基本はOKです。

どんな施設も「人が欲しい」というだけではなく、「こういうことに困っている」とか「こうしてもらいたい」というものがあると思います。
面接でやるべきことはそれをヒヤリングして、それに自分が応えるか?を判断。
そしてそれをお願いすれば終わりではないかと思っています。
「相手を知ろうとして、困っていることを教えてもらえたら、それにこうやって役に立ちたいのだけど」と伝える。実は面接というのはあまりやることはないんじゃないかと考えております。
そして、「ああ、この会社に入りたいなあ」と思えるのであれば、「入れてください」と素直にお願いすれば良いと考えています。
学歴や資格、年齢や性別で落とされたのであれば仕方がないことです。
相手に見る目がなかったのだと思うのが良いと思います。